【背景をぼかす】被写体をとにかく際立たせる・目立たせる工夫

この日、久々の女性ポートレート撮影ということで張り切っていたのにあいにくの雨。屋外での撮影を予定していて、モデルさんも屋外撮影にテンション上がっていたのに困ったなぁ。

と心配しておりましたが、若い二人のパワーなのか!見事に雨が上がり、夕方には晴れ間まで出てくるという嬉しい展開となりました。

この日の撮影ネタを続けて2つほど。

よく、写真の背景を綺麗にぼかすにはどうすればいいんでしょうか、と聞かれます。

一般的には、

  • 出来る限り開放F値の明るいレンズをできるだけ絞りを開いて使う
  • なるべく望遠側で撮る

とよく言われます。そこにさらなる工夫を付け加えることも可能です。

※被写体と背景の間の距離をなるべく大きくする

開放F値1.4とか2.8といった、大きなボケ味が期待できるレンズは高価な物が多く、また、大きく重いものがほとんど。小さくて軽い、開放F値の暗いレンズ(F5.6以上など)で撮らなければならない場合もよくあると思います。また、コンパクトデジカメなど最初から被写界深度(ピントの合う範囲が手前から奥まで)深いものだと、さらにボケを期待するのが難しいです。

そこで上記の事を念頭に入れて場所選びなどから工夫すると、高価で明るいレンズを使わなくても、背景を綺麗にぼかせて、被写体を際立たせることが出来ます!

下の写真の、モデルさんの足元付近の背景と、頭の上の背景のボケ具合をご覧ください。

この場所は広い草原になっています。奥の木々までの距離はおよそ30Mほどありました。足元付近の背景の草が、遠くに行くにしたがってボケていっているのがお判りいただけるでしょう。背景が遠いほどボケていることがこの一枚の写真で比較できます、クリックで拡大するのでよーくご覧ください!

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