もう12年以上お仕事を頂いていますお客様「株式会社飛騨ハム」。ステーキハウスキッチン飛騨のグループ企業で、ネット通販や店頭で販売されているハムやソーセージ、カレー、ハンバーグなどを生産している食品メーカーです。
元々はパソコンメンテナンスやウェブサイト制作のお仕事からのお付き合いでしたが、私が写真撮影を本格的に仕事の一つに加えた頃から、撮影のお仕事も任せて頂けるようになりました。主にカタログ用の商品撮影、盛付イメージ、パッケージ用写真等請け負わせて頂いております。
その株式会社飛騨ハムが、この夏にレストランをオープンしました。その名も「キッチン飛騨筏橋店（いかだばしてん）」。飛騨高山の古い街並みの途中、筏橋の袂にお店はあります。（駐車場は無いので、最寄りの有料駐車場にお願いします）
本店である「飛騨牛ステーキハウス キッチン飛騨」では扱っていない、カレーと粗挽きハンバーグ「肉バーグ」をメインメニューとしたお店です。
カレーは元々本店のまかないメニューとして誕生しました。これが懐かしい洋食屋さんの味で評判となり、株式会社飛騨ハムにて缶詰として生産開始したところじわじわと人気が集まり、ネット通販はじめテレビショッピングなどでも大人気、定番の商品となりました。時間をかけてじっくりと煮込まれたビーフブイヨンがベース。「白いご飯にあう手づくりの味」としてロングセラーです。しかし、今まではレストランで食べることはできませんでした。これが、キッチン飛騨筏橋店では食べることが出来ます。
もうひとつのキッチン飛騨通販の人気商品、ハンバーグ。ふわりと焼かれた絶妙のバランスのハンバーグと特製デミグラスソースの組み合わせは、これまたロングセラーとなっています。このハンバーグの作り方を変え、「しっかりとした肉食感を味わえる」用に開発されたのが「粗挽き肉バーグ」です。あふれる肉汁と新しい食感で、こちらも発売以来高い評価を受けています。
2品ともキッチン飛騨本店にはないメニューで、「キッチン飛騨伝統の味を手軽に、たくさんの皆様に味わっていただきたい」との思いから提供されています。
今回はこちらの店舗の撮影と、メニューの撮影のお仕事を頂きました。
店舗までは最寄りの駐車場から歩いて1-2分、この時は機材を再軽量化して伺いました。メインライトはprofoto A1にLastoliteのアンブレラ（シュートスルー・85ｃｍ）を使い、手前には100円ショップで購入したホワイトボードで自作したレフ版を置いています。料理は立体感を出すために半逆光、もしくは逆光での撮影が基本ですので、写真のようになりました。本当はアンブレラはあまり使いたくなかったのです。理由は、白いお皿や瓶などに、傘の骨が映り込んでしまう事があるのと、光のコントロール（余分な光が被写体以外に広がってしまうのを防ぎたい）が難しいからです。今回は上記のようなトラブル？はありませんでしたのでよかったのですが(^-^;
あと、余談ですがカレーは冷めると表面に幕を張ります。出来立てを素早く撮らないと美味しそうに見えないので、カレーの撮影は時間との勝負です(^-^;
こちらはソフトボックス（Lastolite イージーボックスホットシュー54cm Joe mcnallyバージョン）を使っての撮影。このソフトボックスは、中の反射面が一般的なシルバーではなく白なので、とても柔らかい光を放ってくれてお気に入りです。レフ版はやはり自作のものです。いずれも、フラッシュは１灯のみ使った撮影でした。
これらの機材で撮ったのが↓の写真です。
なお、キッチン飛騨筏橋店が２０１８年１０月２３日発売の「月刊cheek」という雑誌に紹介され、その雑誌にも私の撮影したお写真をお使いいただきました。
現場では、クライアント様には写真をすぐにご確認頂けるよう、ipadに即転送してみて頂けるようにしています。そこで「もう少し明るく」「反射をもう少し抑えて」等リアルタイムに打ち合わせしながら撮影、持ち帰って現像し納品しております。
こういったお仕事も随時受け付けてります。お気軽にお申込み・お問合せ下さい！そして、キッチン飛騨筏橋店に是非お出かけください！味は言うまでもなく絶品です！
