女性ポートレート【ライティングの工夫を総動員して撮影】

久しぶりに女性ポートレート撮影!気合入れて楽しんできました(笑)

昨年も撮影モデルにご協力頂いたマナミさん、とある素敵な場所での撮影をお願いしたところ、ご本人はじめ場所のオーナー様にも特別に快諾いただきました。

モデル:Manami

大正時代を彷彿とさせる、落ち着いた佇まいの日本家屋。庭とゲストルームも大変すばらしいのですが、私が撮影にあたって着目したのは「玄関」とその奥の通路にある小窓でした。→以前の撮影作例をご覧ください
まず1枚目は、玄関。格子戸とステンドグラスの向こう側にProfoto A1を1灯ずつ配置します。光らせると白い光が中に入り込んできます。イメージしていた雰囲気とは違ったので、カメラ(D850)のホワイトバランスを「電球」にセット。こうすると、白い光や太陽光は「青い光」となって写真に写ります。
このままマナミちゃんを撮ると、マナミちゃんの肌も青く写ってしまいます。不健康なイメージなるのは、明るくて元気で可愛らしい彼女にはあいません!そこで、白い光が、ホワイトバランス電球の時に青くならない工夫をします。
メインライトはProfoto B2 、1灯は頭上からJoe mcnally Lastolite ezyboxホットシュー54センチを介してライティング。このボックスは内張がシルバーでなく白で、とても柔らかい光を作ってくれるので、女性撮影に重宝しています。下からはLastolite Trigripリフレクター75センチを床に敷き、B2 2灯目を反射させてクラムシェルライティングします。
長い!ここからが本題ですが、このB2 2灯りにそれぞれオレンジのフィルタージェル(FULL CTO)を装着。すると、電球のようなオレンジの光を放ちます。ホワイトバランス「電球」は、オレンジの電球色を白く変換する設定ですので、このようにセットするとモデルさんに当たる光は通常の白い光となるのです。これで、格子戸とステンドグラスからの青い光が演出され、モデルさんの肌は健康的な色で写すことが出来ます。↧

この設定をベースに、場所を変えながら撮影していきました。次の場所は素敵な小窓のある廊下の突き当り。この小窓からの景色は、紅葉の始まった木々や緑の葉、太陽の光が優しく差し込んでいてとても気に入っておりました。これを背景に↧

この後は、素敵なゲストルームへ。広々とした日本庭園が素晴らしい、内装も大正ロマンたっぷりの素敵なお部屋です。

久しぶりの女性ポートレート、あらゆる技と機材を使い、ライティングの工夫を総動員した楽しい撮影ができました!マナミさん、ご協力ありがとうございました!

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