飛騨牛ハンバーグ専門店Roman亭のオーナーでもある「TEPPAN たなか」オーナーの田中さん。噂は色々な人から聞いていて気になっていたのですが、Roman亭のマナミちゃんのご縁からお近づきになれまして、先日食事に行ってきました!高級店は緊張する庶民の私、今年はシルバーウェディングだからたまには嫁にプレゼントしなきゃなぁと清水の舞台から飛び降りたわけです(笑)
初めてお会いするオーナーは、お年からは想像できない若々しいお方!奥様は以前Roman亭でお会いしておりましたが、今日は和服で出迎えて下さいました。とってもお似合いです。
さて、プライベートで食事に来ており、しかもお酒が入るわけですから、いつもの仕事ガチモードの撮影機材はいろんな意味で危険すぎます|д゚)手元が狂ったら大変です。最悪、周りの方にお怪我をさせたり迷惑かけることにもなりかねませんので、こういった時は必要最小限の装備で向かうことにしています。
店内のライトは暖色系なので、その雰囲気を壊さない色での撮影をするために、フラッシュの光も店内のライトと統一します。私の背後、天井近くに小型のライトスタンドを置き、Profoto A1を固定し、1/2CTOフィルターを取り付けます。淡いオレンジの光を放ってくれます。カメラの上に取り付けたもうひとつのA1はコマンダーとして光らせつつ、料理や人物を撮る際の補助光として弱めに光らせる設定としました。
店内の光の色と統一した補助光を設定することで、
- 様々な色が混ざるのを防ぐ
- お店の雰囲気を忠実に再現できる
- 料理のアップの写真のみ、後に現像するときホワイトバランスを「電球」にすれば、料理本来の色を再現できる
以上のようなメリットがあります。もちろん現像でホワイトバランスをいじるかもしれないので、RAW撮影は必須です。
オーナーさんはとても楽しそうに鉄板に向かわれている姿が印象的です!楽しく仕事をするってなかなか難しい事ですよね。私も、撮影現場で常に楽しむように心がけています。
さて、私の手元はこのあたりから怪しくなってきます(笑)。嫁の希望でビールの後はワインで乾杯!このワインが美味しくてですねー、手元が狂うわけですね(笑)。次の写真からはピントが甘い・狙い処がわからん・等々突っ込みどころ満載ですがご容赦ください|д゚)
じっくり丁寧に時間をかけて、目の前で料理されるナスや秋鮭を眺めながら頂いた二品目の「蟹と蕪の薄蒸し」(もうこの時点で酔ってます)
シイタケが嫌いというけしからん嫁。なのでシイタケが2つ乗っております(笑)このナスすごく美味しかった!味噌も絶品!
次にこのシャーベットが出てきました。お口直しにって、言われた気がします(^-^;記憶があやしい・・・
さあいよいよ目の前でメインの飛騨牛が調理されております!ここでテンション上がったのかというと、実はそうでもなく、オーナーさんの楽しい話に盛り上がっておりました(笑)
楽しそうに調理されるオーナーさん。本当に料理が好きなんだなーと実感する一枚です。
ガーリックは、翌日匂いが残らないようにとのお気遣いから、水にさらして調理されているそうです!こういった目に見えないひと手間が嬉しいですね!風味は損なわれていませんでしたよ!
さあメインを頂き、お酒も進み、もはや写真の事など忘れる勢いでしたが(笑)、シメのガーリックライスとデザートの写真、撮ってありました(^-^;味は言うまでもなく最高!Roman亭のお料理もそうですが、全てが優しい風味なんです。
田中さんが多く語られていた話題が、昔住んでいらしたシチリアのお話。食事の後、お店の中をご案内していただき、パーティールームに飾られているシチリアの思い出の可愛らしい品々をご紹介下さいました。
1日2組様限定のお店にされたのは、完全にプライベートな気分を味わっていただきながら食事していただきたいという配慮からだそうです。そのため、極力お客様同士がお顔を合わせることがないように、デザートのお時間に利用できる別室が用意されているなど、とても繊細な配慮が店舗の随所に伺うことが出来ました。
こういったお店は初めての体験でした!とても楽しく、居心地の良い楽しい時間を過ごすことが出来ました。料理だけでなく、お店やお話、おもてなし、全てがバランスよく調和した「TEPPAN たなか」。これはまたすぐにでも行きたい!と、夫婦共々満足して帰路につきました。嫁に「もっといい服装で行けばよかったねー」と突っ込まれながら|д゚)